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エントリーIGTと一緒に使用することを考慮されている「フラットバーナー」ですが、エントリーIGTをお持ちでない初心者にもおすすめです。そんな理由を4つにまとめてみました。(2020.7.21更新)
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デイキャンパーの私も愛用しているエントリーIGTですが、多くの別売オプションを取り付けることで、自分オリジナルのキャンプテーブルを作ることができます。
エントリーIGTとは?という方は、まずはこちらの記事をお読みください。詳しくまとめています。また、オプションパーツについてもまとめていますので、カスタムの参考にしてみてください。↓
自由な組合せで誰にでもベストマッチ スノーピーク エントリーIGT レビュー
フラットバーナーが初心者の方におすすめの理由は
「安い、風防いらず、鍋を選ばない、着火が簡単」なためです。
スノーピークのキャンプギアは、その品質と機能美で大人気ですが、キャンプ初心者にはお値段が高いのが欠点でもありました。
しかし、このフラットバーナーはスノーピークのヒーターとしては安い!
フラットバーナーは税込10,780円ですが、これはトラスフォームする卓上カセットコンロで人気のHOME & CAMPバーナーと同額です。
また、2つ目の理由にもあげた風防を別途購入しなくても良いので、コスパも良いです。
フラットバーナーは、単体でも使用できますが、エントリーIGTにセットして使うことで、火元に風が当たるのを防いでくれるので、ある程度の風が吹いてもしっかりと火を鍋等に当てることができます。
また、大きめの五徳により、形が家庭でも使うようなコンロのようになっています。
一般的なバーナーは、コンパクトに収納するために五徳部分がかなり小さくできているものが多いです。五徳が大きいと、上にのせるフライパンや鍋等が安定します。山行等で極力荷物を軽くする必要がある場合でなければ、フラットバーナーのような大きさでも問題ないかと思います。
そして、バーナーは一般的にはライター等で火をつけますが、こちらのフラットバーナーは着火ボタンを押すだけとかなりシンプルです。
お子さんでも安全に火をつけられます。また、ライターを忘れてしまってもフラットバーナーなら使用することができます。
そんな「安い、風防いらず、鍋を選ばない、着火が簡単」なバーナーをお探しなら、フラットバーナーをおすすめします。
フラットバーナーの各機能の詳細をまとめてみましたので、購入の参考になれば嬉しいです。
フラットバーナーは、Amazonやキャンプ用品販売サイトでも販売されていますので、
スノーピークから販売されているシングル(一口)バーナーです。フラットの名のとおり、五徳をつけるとフラット(平ら)になります。このような小さなシングルバーナーでは大きなフライパンや鍋を置くと不安定になるので、実際置くことができません。しかし、このフラットバーナーであれば、平らな面が広いため、大きなフライパン等も置くことができて、調理の幅が広がります。また、IGTシリーズに合わせたサイズになっているため、エントリーIGTからさらに大きなIGTアイアングリルテーブルやグリルテーブルロングを購入しても、フラットバーナーはそのまま使用することができるので、バーナーを改めて買う必要がないのも経済的です。さらに、IGTに設置しなくても、フラットバーナーには脚が付属しているので、他のテーブルの上でも使用することができます。
フラットバーナーの火口は少し窪んでいるため、フラットバーナーのフレームが風防の役目も果たしているのもポイントです。加えて、エントリーIGTのフレームに設置すれば、さらに火元が風にあたるのを防いでくれます。
最近では卓上コンロ型のHOME&CAMP バーナーが話題となりました。こちらも見た目がスタイリッシュで収納しやすいという特徴で人気です。しかし、フラットバーナーとほぼ同額なので、エントリーIGTをお持ちであれば、フラットバーナーをエントリーIGTのフレームに固定して安定感を増したり、使用しない時はフラットバーナーを外してテーブルにしたりと応用が効きます。
細かな仕様は以下のとおりです。
品名 | カセットコンロ (分離型) |
商品名 | フラットバーナー |
型式 | GS-450 |
大きさ | 270mm×410mm×110mm |
重量 | 1.9kg |
ガス消費量 | 250g/h |
出力 | 3,000kcal/h |
使用できるガス缶 | ギガパワーガス500プロイソ、 ギガパワーガス500イソ、 ギガパワーガス250プロイソ、 ギガパワーガス250イソ |
ヒーターの中には、着火はライターを使用しなければならないものもたくさんあります。ライターで点火する場合、初めの頃はどのくらいガスを開いて良いかわからず、ライターで火を近づけたら勢いよく着火したという経験は誰にでもあるはず。
このフラットバーナーであれば、着火は着火ボタンを数回押すだけで着火させることができます。また、着火がボタン式のものでも、着火ボタンが火口の近くに設置されているものがほとんどです。しかし、このフラットバーナーは着火ボタンがガス缶の接続部近くにあるため、着火をより安全に行うことができます。細かな点ですが、特に初心者の方にはこのような安全設計はポイントかと思います。
スノーピークからもストーブという名称でいくつかバーナーが販売されています。HOME&CAMP バーナーをはじめ、ギガパワーストーブ、ヤエンストーブ等があります。どれも小型で使い勝手が良いのですが、小型であるがゆえに、あまり大きな調理器具が載せられない上、強風では火がしっかりと調理器具に当たらなかったり、バーナー自体が不安定になる恐れがありました。しかし、フラットバーナーであれば、平らな五徳により安定して調理器具を載せられ、フレームやエントリーIGTのテーブルが風防の役割も果たしてくれます。
以上が初心者にもおすすめできる、フラットバーナーの4つの理由でした。
キャンプでは必ず必要になるテーブルとバーナーは、エントリーIGTとフラットバーナーで決まりです!
あわせて読みたいエントリーIGTのレビュー記事はこちら↓
自由な組合せで誰にでもベストマッチ スノーピーク エントリーIGT レビュー
このストーブには、ヤエンストーブ レギにはない風防が付いています。これにより、風が吹いていても安定してクッカーに熱を伝えることができます。今回は、そんなさらに汎用性の増したヤエンストーブ ナギをご紹介します。
先日、ヤエンストーブ レギのレビューをしました。ヤエンストーブ レギは、正立式及び分離式バーナーのいいとこ取りをした、汎用性抜群のバーナーです。
キャンプ飯調理のパートナー ヤエンストーブ レギ レビュー
love-like-picsは、キャンプはソロか二人で行うことが多いため、キャンプ飯を作る際にあまり大きな火元は必要ありません。そんな少人数キャンプでは、
しかし、決定的な弱点がありました。それは、風に弱いということです。一般的な成立式バーナーと同様に高さがあり、風が吹くとクッカーに当たる火の面積が少なくなり、お湯を沸かすのも困難になります。実際love-like-picsが初めてヤエンストーブ レギを使用した日は強風だったため、お湯を沸かすのにかなりの時間を要しました。
そんなヤエンストーブ レギの弱点を克服したのが、ヤエンストーブ ナギです。このストーブには、ヤエンストーブ レギにはない風防が付いています。これにより、風が吹いていても安定してクッカーに熱を伝えることができます。今回は、そんなさらに汎用性の増したヤエンストーブ ナギをご紹介します。
ヤエンストーブ ナギは、最大出力2,800kcal/hで、高さ100mm、五徳を広げて風防にセットした直径は213mmのバーナーです。
ヤエンストーブ ナギはヤエンストーブ レギと異なり、バーナーとガス缶を離して使用する分離式のバーナーです。また、3本の五徳が風防に固定されています。この構造により、効率よく空気をバーナーに送り、風が吹いてもクッカーに安定して火を当てることができ、さらに風によって風防が倒れてしまわないような構造となっています。五徳の高さは、風防にある固定位置を変更することで、二段階に調節することができます。これにより、風の強い日は五徳の位置を低くして風の影響を少なくし、風がなく大きなクッカーを使用したいときは五徳の位置を高めて風防よりも大きなクッカー使用できるようにするなど、環境に合わせて使い分けができるようになっています。
ヤエンストーブ ナギには、ボトムシートと呼ばれる3角形のような形のプレートが6枚束になったシートが付属しています。風防の下部に取り付けることで、風防の安定性を高め、クッカーへの熱伝導の効率化やストーブを置いた机を熱や汚れから守ることができます。
3枚の五徳、風防及びボトムシートは折りたたむことができ、収納スペースをかなり小さくすることができます。
ヤエンストーブ ナギの風防は、”つけることができる”のではなく、”つけなければならない”ということです。3枚の五徳を風防に固定することで、風防をバーナーのアシ代わりに使用する構造になっています。そのため、五徳を風防に固定した直径213mmに加え、ガス缶を置いて置くスペースが必要になります。また、風防下に設置するボトムシートは、風防に固定していなくてもバーナーの使用は可能ですが、風防の安定性が低く、強風が吹くと不安定になることがあるため、必ず風防に固定して使用してください。
ヤエンストーブ レギの弱点であった風の影響も最小限に抑えられたこのヤエンストーブ ナギは、どんな環境でも使える万能バーナーであることは間違いありません。バーナー選びでお悩みの方は、ぜひヤエンストーブ ナギを候補に入れてみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介しきれなかった写真は、当ブログのgallery ヤエンストーブ ナギに掲載していますので、ぜひご覧ください。また、インスタグラムや500pxでも写真を投稿しておりますので、そちらも併せて覗いてみてください。