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夏場の屋外で冷たい飲み物やアイスクリームを食べたいなら、車載用冷蔵庫の導入を検討してみてはいかがでしょうか。車載用冷蔵庫を購入する上で、確認しておくべきポイントをまとめてみました。
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LLPsは夏場のアウトドア用に、クーラーボックスの購入を検討していました。しかし、ハードクーラーは大きめのものが多く、何より値段が高い! かといってソフトクーラーは折り畳めて収納性が高く、値段も安めのものが多いので良いかと思うのですが、保冷能力に不安が残ります。
そんな中思いついたのが、「車載用冷蔵庫」の導入です。
電源は車から取ることもできますし、先にご紹介したポータブル電源でも動く冷蔵庫が多いので、キャンプを始めアウトドアでも問題なく使用できそうです。
LLPsは車載用冷蔵庫をまだ購入しておりませんが、良いものがあれば購入しようと思っています。その際に、車載用冷蔵庫を比較する上で重要な点をまとめてみましたので、車載用冷蔵庫を同じくご検討の方の参考になれば嬉しいです。
そもそも車載用冷蔵庫を動かすためには電力が必要なので、どのように電力を確保できるかは重要なポイントです。
多くの車載用冷蔵庫は、AC電源、DC電源どちらにも対応しているものが多いようです。電源の種類についてはこちらの記事にまとめていますので、参考にしていただければと思います。
ポータブル電源の選び方徹底解説!欲しいポータブル電源がきっと見つかる18選
AC電源はいわゆる家庭用のコンセントからの給電に、DC電源は車内のシガーソケットからの給電に対応しているかどうかを表しています。
アウトドアで使用するのであれば、その移動中の電源も確保する必要があるため、「AC電源に対応している」ことが条件の1つになるかと思います。
しかし、ここはポータブル電源があれば解決します!ポータブル電源でDC電源に対応したものを用意すれば、必ずしもAC電源に対応した車載用冷蔵庫を選ぶ必要もなくなります。移動中も車から電源を確保するのではなく、ポータブル電源で電力を確保できれば、車のエンジンを止めた後でも「バッテリー上がり」を気にしないで車載用冷蔵庫を使うことができます。バッテリーが上がってしまうと、最悪車が動かなくなってしまうので、せっかくのアウトドアも楽しめません。AC電源、DC電源どちらにも対応した車載用冷蔵庫であれば、移動中は車から、車を止めたらポータブル電源から電源を確保できれば、どちらの電源の負担も最小限に抑えることができると思います。
電源については、「AC電源、DC電源両方に対応している」ものを選ぶと良いと思います。
ポータブル電源で車載用冷蔵庫を使用することをお考えの方は、やはりこの消費電力には十分注意する必要があります。この消費電力は、車載用冷蔵庫の使用時間に直結してきます。当然消費電力が小さいもの長時間使用することができます。しかし、さらに重要なことは、車載用冷蔵庫を動かすために使用するポータブル電源の「定格出力」と「瞬間最大出力」です。
定格出力とは、「定められた条件で連続して発揮しうる機器の最大能力の毎時間あたりの電力」のことです。言葉にすると難しいですが、定格出力のW(ワット)数が車載用冷蔵庫の消費電力(W)よりも小さいと、連続して動かすことができません。例えば、Amazonの車載用冷蔵庫で1位を獲得したこともある「Hypowell 車載用冷蔵庫」の消費電力を見てみると「40W」となっています。ですので、ポータブル電源の定格出力が40W未満のものでは、この車載用冷蔵庫を動かせないということを表しています。
また、瞬間最大出力とは「どのくらいの電力に瞬間的に耐えられるか」のことです。
先ほどのHypowellの車載用冷蔵庫で考えてみると、平均的には消費電力は40Wでも、冷蔵庫の電源を入れてすぐの状態では、急速に庫内を冷たく(または暖かく)しようとすることで、通常時よりも多くの電力を消費することがあります。そうすると、瞬間最大出力が40Wのポータブル電源の場合、Hypowellの車載用冷蔵庫を動かすことができないことになります。
よって、ポータブル電源を使って車載用冷蔵庫を動かすことをお考えの方は、
「車載用冷蔵庫の消費電力が、自分の持っているポータブル電源の定格出力と瞬間最大出力を超えていないか」確認し、車載用冷蔵庫の消費電力がポータブル電源の各出力数を超えないものを選ぶと良いと思います。
ポータブル電源や電力に関する詳しい解説は、こちらの記事にまとめていますので、参考にしていただければと思います。
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車載用冷蔵庫には、冷蔵庫といってもその形状はかなり異なります。横長の長方形のものが多いですが、正方形に近いものや縦に高さのあるもの、庫内で間仕切りがあるもの等様々です。単なる容量の表記(L、リットル)だけを見て大きいものを選んでも、自分の入れたかったものが入らないといった問題も生じる可能性があります。
車載用冷蔵庫の大きさについては、「容量だけでなく、その内径や内部の形(レイアウト)も確認する」ようにすると良いかと思います。もちろん、外径も把握して、車等に収納できるかも確認しておくと良いと思います。
車載用冷蔵庫の中には、温蔵(約60℃)できるものもあれば、冷凍(約-10℃)まで設定できるものもあります。温蔵機能があれば、夏場だけでなく冬場にも車載用冷蔵庫が重宝しますし、冷凍機能があれば、飲み物を通らせないまでも、キンキンに冷やして飲むこともできるようになります。どちらもその機能がつけば値段も高くなりますが、車載用冷蔵庫の使い勝手や使用頻度に関わってきますので、
「自分がよくアウトドアを行うシーズンがいつなのか」を把握しておけば、適切な選択ができるかと思います。
Amazonレビューを見ていると、どの車載用冷蔵庫でも、「全然冷えない!」や「アイスクリームも○時間保冷できた!」等色々なレビューが見て取れます。これは、車載用冷蔵庫そのものの品質や歩留りの悪さが影響しているのかもしれません。こればっかりは、購入したものが問題なく使用できることを祈るしかありません。
また、車載用冷蔵庫はあまりサイズも大きくなく、冷媒も庫内全体につけることが難しいので、庫内で冷たくなりやすい場所、冷たくなりにくい場所というのはどうしても発生してしまいます。レビューを見ていると、庫内に保冷剤を入れて冷却能力や保冷能力を補っていらっしゃる方も多いようです。
「家庭用冷蔵庫と同様の機能は期待しない(期待しすぎない)」ようにすると、がっかり感は回避できるかもしれませんw アウトドアで使用するものなので、2泊3日くらい保冷能力が持てば十分かと思います。
形状が似ているような車載用冷蔵庫はいくつも販売されているので、結局どれを選んで良いかわからないのが正直なところかと思います。ここでは、Amazonの売れ筋車載用冷蔵庫を、形状に分けていくつかご紹介します。
また、車載用冷蔵庫の保冷能力を補う保冷剤としておすすめ商品を最後にご紹介するので、こちらも参考にしてみてください。