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ラックやソファがあるとのんびりとくつろぐことできます。多くのメーカーから様々なラックやソファが販売されていますが、両方持っていくとかなり大きな収納スペースが必要になります。それに加え、テーブルやチェアを持っていくと、それだけで車の収納スペースの大半が取られてしまいます。スノーピークのラックソットマルチスターターセットは、1セットあるだけで、収納時はラックにもなり、状況に応じてチェア、ソファ、テーブル、ラックにもなります。
今回は、このスノーピークのラックソットマルチスターターセットをご紹介します。
このマルチスターターセットは、それぞれのギアがセットになっているわけではありません。いくつかのパーツがセットになっており、それぞれのパーツの組み合わせ方で、チェアにもソファにもテーブルにもラックにもなります。なので、状況に合わせた使い方ができるのが大きな特徴です。
まずはマルチスターターセットのセット内容を確認してみます。
ラックソットマルチスターターセットは、3つのパーツで構成されています。ラックソットベースユニット3つ、背もたれ2つとクッション4つから構成されています。それぞれのパーツは単品で購入することもできます。
love-like-picsはキャンプでこのソファを組み立ててパートナーさんに座ってもらっています。パートナーさんはこのソファに座ると決まって、「お尻がくっついちゃった」と言いますw それくらい快適で立ちたくないということだと思います。
ソファの組み立てにはマルチスターターセット全てのパーツを使います。
まずはベースユニットの準備です。固定された脚を伸ばします。そのあとでそれぞれのベースユニットを固定します。注意点として、ベースユニットにも向きがあります。後に背もたれを設置しますが、背もたれの角度を2段階に調節できる仕様になっているため、その背もたれ角度(115度または105度)がベースユニットに記載されています。この角度表記の向きが合うようにベースユニットを設置する必要があります。
黒いパーツをlockと書かれた場所まで横にスライドさせます。これを3つのベースユニットの4箇所で行います。
続いて背もたれを作ります。背もたれは105度又は115度の角度にすることができます。二つの背もたれパーツと、4本の短いポールを使用して背もたれを作ります。
背もたれパーツの両端にポールを差し込み、ゴムで固定します。この背もたれを2セット作ります。
その後、ベースユニットの105又は115と記載された穴にポールを差し込みます。
最後にクッションをベースユニットと背もたれにセットします。クッションの裏面には面ファスナーが付いているので、しっかりと固定することができます。4つのクッションを固定したら、ソファの完成です。
ベースユニットにクッションを固定した高さは、約400mmになるように設定されています。そのため、以前紹介したスノーピークのエントリーIGTを始め、高さ400mmに設定されたIGTユニットとの使い心地が最適になるように計算されています。また、IGTユニットであるアイアングリルテーブルと連結させることもできます。
ソファやコットとして使用する際は、スターターセットに含まれるパーツを全て使うことになりますが、チェアやラックとして使用する際は、必要な分だけ使えば良いため、自身のサイトに合わせたカスタムができます。また、パーツの組み合わせも難しいことはなく、背もたれパーツやクッションの使い方を変えるだけで、すぐにトランスフォームできます。もちろん工具類は必要ありません。
写真:スノーピーク公式サイトより
しかし、テーブルとして使用する際は、そのままでも使えますが、別売りのウッドテーブルW竹を使用すると大きさもピッタリなので、さらに使用しやすいと思います。
ソファ、コット、テーブル、チェアを収納すると考えれば、このコンパクトさは特筆ものだと思います。しかし、特に車への積載を考えると、長物の方が積み込みやすい方もいれば、ベースユニットやクッションがほぼ同じ大きさの方が、重ねて収納しやすい等、収納事情はそれぞれかと思います。love-like-picsが使用している車はそこまで大きくはありません。長物の積載は難しいため、重ねて収納できるスノーピークのラックソットはかなり便利です。
現在スノーピークでは、このスターターセットに加え、ラックソットマルチスターターセット アームレストプラスという商品も販売されています。これは、今回ご紹介したスターターセットに、ソファとして使用する際、両サイドに取り付けることができるアームレストもセットになった商品です。もちろん、アームレスト単品でも販売していますので、まずはスターターセットを購入し、必要だと思ったらアームレストを単品で購入するのが良いかと思います。
さらに、これらパーツ類を運ぶ際に便利なのが、同じくスノーピークから販売されているギアトートMというトートバッグです。このバッグはベースユニット3つとクッション1つ、またはクッション3つと背もたれ2つがちょうど収まる大きさなので、2つ用意することでスマートな持ち運びや収納を可能にします。しかし、ベースユニットは車の中でもラックとして使用できるため、love-like-picsには不要でした。また、バッグとはいえ、ベースユニット3つはそれなりの大きさになってしまうため、love-like-pics は持ち運びの際はワゴンを使っています。
使用環境に応じてトランスフォームできるこのラックソセットは、とりあえず車に積んでおけば間違いないギアだと思います。ソファとして使えば、love-like-picsのパートナーさんのようにきっと立ち上がるのが大変になりますww ソファをお考えの方はぜひ候補の1つとして入れてみてはいかがでしょうか。