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防水スマホケースを購入する際に確認しておくべき点をまとめてみました。
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LLPsは幸いにも水の中にスマホを落としたことはないのですが、一度でも経験のある方はその対策の1つとして、防水スマホケースにスマを入れていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
また、LLPsがスマホを水に落としていない1つの要因として、そもそも水辺でのアウトドアにはスマホを持っていかないからという点もあるかと思います。
スマホを持っていけば、カメラでサッと写真やどうがを撮影したり、SNSに写真をアップしたり、隙間時間にスマホをチェックすることもできますが、万が一のことを考えて持っていかなかったというのが現状です。
しかし、できればそのようなスマホでの作業もしたい!そんな方におすすめなのが「防水スマホケース」です。
多くのメーカーから発売されている防水ケースですが、数が多くてどれを選べが良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
なるべくコスパの良いものを選びたいところですが、ただ安いだけではケースの防水性能が低い場合があります。
自分にあった防水スマホケースを購入するためにはどのような点に注意すれば良いか、防水スマホケースの選び方を解説したいと思います。
最も重要なのが、言わずもがなケースの防水性能です。スマホケースの防水性能を確認するためには、「IP(アイピー」)コードを確認することが一番早くて正確です。
IPコードとは、「International Protection(インターナショナル プロテクション)」の略称で、国際的に定められたスマホのような精密機器の液体や個体への防御性能を表したコードです。
IPコードは以下のような「防塵等級」と「防水等級」を表したコードです。
「防塵」とは、防水が水が入るのを防ぐことに対して、ちりやホコリ等が入ることを防ぐことです。なので、IPコードを見れば、ホコリや水等からどの程度スマホを守ってくれるのかを確認することができます。
また、IPコードは防塵等級または防水等級どちらかの表記を省略することができます。防塵等級を省略する際は「IPX8」等と表記され、防水等級を省略する際は「IP6X」等と表記されます。なお、この表記はあくまで防塵または防水等級を省略しているだけであって、全く保護さないというわけではないところは注意する必要があります。
IPコードでの防水性能の見方は下の表のとおりです。基本的には数字が大きいほど防水性能が高いことを意味しています。
等級 | 具体的な保護内容 | テスト方法 |
---|---|---|
IPX0 | 特に保護されない | なし |
IPX1 | 垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない | 200mmの高さから3~5mm/minの水滴を10分 |
IPX2 | 垂直より左右15°以内からの降雨によって有害な影響を受けない | 200mmの高さから15°の範囲3~5mm/minの水滴を10分 |
IPX3 | 垂直より左右60°以内からの降雨によって有害な影響を受けない | 200mmの高さから60°の範囲3~5mm/minの水滴を10分 |
IPX4 | どんな方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない | 300~500mmの高さから全方向に10l/minの放水を10分 |
IPX5 | どんな方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離から全方向に12.5l/min、30kPaの噴流水を3分 |
IPX6 | どんな方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない | 3mの距離から全方向に100l/min、100kPaの噴流水を3分 |
IPX7 | 規定の圧力、時間で水中に落としても水が侵入しない | 水面下、15cm~1m、30分 |
IPX8 | 水面下での使用が可能 | メーカーと機器使用者間で決める |
IPコードでの防塵性能の見方は下の表のとおりです。こちらも、数字が大きいほど防塵性能が高いことを意味しています。
等級 | 具体的な保護内容 | テスト方法 |
---|---|---|
IP0X | 保護なし | テストなし |
IP1X | 手の接近からの保護 | 直径50mm以上の固形物体が内部に侵入しない |
IP2X | 指の接近からの保護 | 直径12mm以上の固形物体が内部に侵入しない |
IP3X | 工具の先端からの保護 | 直径2.5mm以上の工具先端や固形物体が内部に侵入しない |
IP4X | ワイヤー等からの保護 | 直径1.0mm以上のワイヤーや固形物体が内部に侵入しない |
IP5X | 粉塵からの保護 | 機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なうほどの粉塵が内部に侵入しない |
IP6X | 完全な防塵構造 | 粉塵の侵入が完全に防護されている |
IPX8とは、基本的には水面下で使用できる、最も高い防水性能であることを指しますが、どんな水中でも良いかというとそうではありません。IPX8であっても高温の水(お風呂や温泉)、塩素消毒されているプールや塩分を多く含む海水は、一般的な水とは異なる性質を持っています。そのような環境で長時間使用することは、メーカーも防水性能を保証していないケースが多いです。
また、経年劣化によるパッキン部分の劣化や、防水性能の劣化により、スマホケースに水が侵入することもあります。防水ケースの多くは1,000円代で購入できます。スマホが故障すればそれ以上の修理費用が発生する場合があることを考えると、1シーズンごとに防水スマホケースを購入しておいた方が安心かと思います。
最近ではIPX8のスマホも多く見受けられます。AppleのiPhone XSやSONY XperiaのXZ1、Galaxy S8やこれら以降のナンバリングスマホは、IPX8であるため、スマホ単体でもかなりの防水性能を誇ります。しかし、注意点でも解説したように一般的な常温水以外の水の中でスマホ単体で使うのはやはり怖いところ。例えみずにスマホを浸さなくても、水しぶきを気にして必要な時にスマホを持っていくことをためらっては、せっかくのレジャーも楽しめません。
保険の意味でも、防水スマホケースの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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